2011年5月27日（金）〜29日（日）、宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開催されました(学会のホームページはこちらです)。小松から空路、福岡空港へ行き、そこからJRで宮崎入りしましたが、いやあ宮崎は遠いなあというか、JRで行くからこそ実感できるように思うんですが、陸の孤島感ばりばりでした。ほとんど単線なのはもちろん、北陸では絶えて見ることのなくなった込み入った線形や煉瓦作りの狭いトンネルの連続で、いやあ楽しい長旅でした。
JR宮崎駅からは学会が用意していてくれたシャトルバスで会場入りしましたが、これが普通に何分おきに出る時間運用ではなくて、補助席まで全部埋まって満員になるまでずっと待ってる仕様でして、うーん何とかしてくれーな感じというか。以後は、学会場との行き来はタクシー利用にしましたよ。
学会場のシーガイアですが、海沿いの松林の中に佇立する、なんというかある種典型というか、あんまり言わん方が良いんでしょうが、あー三セクな感じでして（どんな感じ？）、豪華つうたら豪華でしたね。シャトルバスが着くのは一階の裏口？で、そこから2階に上がると正面受付でした。2階は広大なロビー空間で、その中央あたりを業者の展示が占めてました。一番奥にエスカレーターがあって、そこから3階が口演会場、4階がポスター会場になってました。2階の正面出入り口の外には、「フードコート」と名付けられたテント村が展開されていて、いろんな食べ物が販売されていました。
1階のシャトルバス口です。エスカレータを上がる
と2階の受付になります。
2階の受付です。
会場の案内です。上記説明と微妙に違ってるよ
うな気もしますが、気のせいです。
2階正面出口の外のフードコートです。写真だと
分かりづらいですが、雨です。
さて学会なんですが、口演は薄型テレビで行うという、斬新といえば斬新な試みになってましたが、やはり40インチかそこらでは画面が小さ過ぎたように思います。それと口演会場が二つずつ隣接していて、その間が簡易間仕切りされてるだけだったため、音響的にもどうよなところがありました。私たちの研究室からは、高橋君が28日の口演で発表しましたが、すみません、写真撮り忘れました。ポスター発表会場は狭すぎず広すぎずで、プレゼンのスケジュールもうまく千鳥配置にしてあって、良い仕事してるなあという感じでした。27日に吉田君、28日に石井君と松崎先生というスケジュールでして、特に問題もなく順調に行えたかなと思います。
口述会場です。写ってるのは高橋君ではありま
せん。
ポスター会場です。なかなか盛況でした。
あとはそうですね、ずっと雨だったんで、あんまり観光らしい観光ができなかったのが残念でしたね。初めての町というのは、歩き込んでみてなんぼというか、それなりに土地勘がついてくる（私的には）もんなんですが、今回は貴重な機会を逃してしまった感じです。それでもいくつか楽しい出来事があって、それなりに宮崎な感覚がつかめたような気がしますが、単に気のせいかもしれません。以下時系列で述べてみます。
まずは、ホテルのオーバーブッキングというのを初めて経験させていただきました。出発直前になって連絡があって、急遽ホテルが変更になったんですが、噂（あらかじめキャンセル率を想定して、可能な限り部屋の回転率を100％に近づけるという）には聞くものの、本当に本当なんだというのは、こんだけ（どんだけ？たぶん数百回）ホテルを利用してきて始めての驚きでした。
次に変更になったホテルなんですが、なんとインターネット接続がDSLモデムでして、各部屋の電話線に無料貸し出し（ただし先着X名様）のモデムを介するという、これまた初めての仕様でした。結局利用しませんでしたが、ちょっとびっくり。
初日のお昼に入った宮崎駅近くの某店でのこと。表にはランチ営業の看板が出てるし、普通に食事してるお客さんも入ってて何の疑問も持たず、もちろん注文は「鶏南蛮定食」だったんですが・・・、「あのー、30分お待ちいただけますか？」「はい？」「お時間ありますか？」「？？？」以下しばらくこんなほのぼのとしたやりとりが続いて、ようやく重い口を開くように「ご飯を切らしてしまって、今炊いてるんですが」「先に4人の方にもお待ちいただいていて、30分以上かかるんですが」との説明が。店の方の口調からは30分以上の「以上」が限りなく重い響きで、結局その店での食事はあきらめました。
学会場のシーガイアなんですが、既述のように周囲は松林で、お店とかは何にもありません。水分補給は自販機頼み、食事は「フードコート」頼みだったんですが・・・、学会参加者はたぶん数千人規模だったんでしょうが、そしてそんな規模を想定していなかったのかもしれませんが、自販機はほとんどの時間売り切れ状態でしたし、フードコートは長蛇の列と相成りました。テントが張ってあるといってもずっと雨でしたし、ちょっときつかったかも。それと、私の選んだものだけなのかもしれませんが、お味の方もナニでした。あー。