第45回日本理学療法学術大会

2010年の第45回日本理学療法学術大会(通称PT学会)は、5月27日(木)〜29日(土)に、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場岐阜都ホテル県民文化ホール未来会館岐阜メモリアルセンターで開催されました。

なんか施設の名前がいっぱい並んでますが、いちおうこれらは互いに隣接してまして、メモリアルセンターを中心に東隣が国際会議場と都ホテル、西隣が未来会館という配置になってるんですが、確かに凄く広かったです。今回、私(細)は故あって「にわか脚の不自由な人」で参加とあいなったんですが、広い会場の中、移動には本当に難儀しました。

シャトルバスも運行されてたんですが、それもメモリアルセンター・国際会議場間、未来会館・国際会議場間のピンポイントピンポン(?)でして、確かになければ困り果てたであろうとは思いますが、かと言って不自由な脚の身には、移動の苦労はいかんともし難いという感じでした。3日間、天気に恵まれたのが救いといえば救いでしたね。

ちなみにもしかして学会会場で、足を引きずってうろうろしてる冴えないおっさんを見かけた人がいたら、それが私だったかも知れません。


メモリアルセンター「で愛ドーム」です。ここが公式の受付になってました。一瞬どう読むのか迷ってしまう、凝った名前の建物ですが、ちょっと「やり過ぎ感」というか、地元の方にもあんまり知られていないようで、タクシードライバーの方もどこのことだか分からないと困ってました。場所的にはメモリアルセンターのいちばん西側、この斜め向かい当たりが「未来会館」です。


入り口に接近すると、控えめな立て看板が。今回は大看板とかのぼりとか、はったりの効いた演出はなかったように思います。ああ、別に期待しているわけではありませんよ。単にこうやって写真で紹介するときの都合の問題というか。その後の予定の関係もあって早めに着いたということもあるのでしょうが、なかなか受付が開かず、と私が勝手に思い込んでいたのか、入り口前の「関係者以外立ち入り禁止」看板がいつまでたっても出たままになってました。しばしおろおろしてました。


上記「で愛ドーム」の中に入ると、ここが受付です。こうやって見ると受付の皆さん、どこか暇そうに見えますが、きっとそんな事はなかったに違いありません(キリッ)。実際には「国際会議場」にも受付が設置されていたような気がしますが、気のせいかも知れません。受付のすぐ後ろは企業展示、左手前はポスター会場になってました。


「で愛ドーム」のポスター会場です。わりと余裕な感じで、これならもう少し詰めてスペース効率を上げて、全体をもう少しコンパクトに・・・とか何とか、外部の人間だから好き勝手言えるのはよく承知しております。すみません。


国際会議場です。ちょうどこのあたりがシャトルバスの乗降場所です。足が不自由で中の様子とかは特に把握してません(いちおう一周しましたが、写真撮るの忘れた)。


都ホテルです。上の国際会議場と並んで建っていて、直接渡り廊下でも繋がってました。こちらもざっと歩いてみましたが、うーんホテルねーという感じです(どんな感じ?)。写真の建物のすぐ向こう側を長良川が流れてて、対岸の山の上には岐阜城(再建されたもの)が見えました。


今回、私どもの教室からは3題のエントリーを行いましたが、いずれも口演となりました。えーと、学会発表というのは、概ねポスター発表もしくは口演のどちらかということになってまして、ポスター発表は決められた大きさのスペースに貼り付けるプレゼンテーション用のポスターを作って、それを前にしてギャラリーの質問に答えるというやり方、口演はそれなりの大きさの会場で、スライド投影で説明して、会場から質問を受けるというやり方です。

最近の学会の流行としては、ポスター>>口演という感じだったように思いますが、今回は口演にも力が入ってる感じでした。


口演会場の一つとなった「未来会館」です。1F、2Fは「FC岐阜」応援施設?になってましたね。口演会場は2F〜6Fであってますか?28日(金)の9:00-10:00のM会場(5F)のセッションで小島聖、渡邊晶規が、29日(土)の10:00-11:00のM会場のセッションで高橋郁文が、それぞれ発表を行いました。


いちおう発表中の写真撮影とかは禁止されてるらしいので、発表前の様子です。左側が演者席、右側が座長席です。ギャラリーは全部で100席ぐらいだったでしょうか。椅子の配置はこちらも余裕でした。発表は各先生、手慣れたもので、質疑にも立て板に水(と書いておこう)でした。

ラット膝関節4週間固定後における24週間と32週間の自然治癒が関節軟骨に及ぼす病理組織学的影響
小島 聖1,2),細 正博(MD)2),松崎 太郎2), 渡邊 晶規2,3)
1) 金城大学医療健康学部,2) 金沢大学大学院医学系研究科,3) 名古屋学院大学人間健康学部
 抄録

ラット拘縮モデルの自然治癒による可動域の変化と関節包の病理組織学的変 化(第2報)
―ギプス固定後24週間後と32週間後での比較―
渡邊 晶規1,2),細 正博(MD)2),松崎 太郎2), 小島 聖2,3)
1) 名古屋学院大学人間健康学部,2) 金沢大学大学院医学系研究科,3) 金城大学医療健康学部
 抄録

ラット軟骨全層欠損モデルにおける荷重の軟骨修復に及ぼす影響と修復組織の病理組織学的検討
高橋 郁文1,2),細 正博(MD)2),松崎 太郎2), 小島 聖2,3),渡邉 晶規2,4),北出 一平2,5),荒木 督隆2,6), 上條 明生7)
1) 芳珠記念病院リハビリテーション部,2) 金沢大学医学系研究科保健学専攻,3) 金城大学医療健康学部理学療法学科,4) 名古屋学院大学人間健康学部リハビリテーション学科,5) 福井大学医学部附属病院リハビリテーション部,6) 金沢脳神経外科病院リハビリテーション部,7) 飯山赤十字病院リハビリテーション部 抄録


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