第47回日本理学療法学術大会

ちょっと時間が空いてしまって、載っけるタイミングを失いそうなんで、テキストだけ先に上げます。写真は追って手が空いたら、順次追加していく予定です。

524日は、本大会に先立って第2回基礎理学療法学会が、神戸三宮のポートアイランドにある兵庫医療大学のオクタホールで開催されました。こちらには私たちの研究室から大学院生の北出先生が演題を出しました。この学会自体の規模は慎ましいものでしたが、行ってびっくり、神戸医療大学がとにかく凄かったです。

何が凄かったかは、いちいち説明するより写真を見てもらったほうが分かると思いますが、まずは建物が立派でした。三宮からポートライナー+徒歩で30分以内という都市部にしては敷地も広くて、海に面してる立地もすばらしく、神戸の港を見渡せます。欧風のデザインの建物は、もうどこのリゾートホテルだよというくらい。その上、神戸女子大と神戸学院大学が敷地を接してて、学校群になってました。キャンパスライフなんかも楽しそう。

もしもオープンキャンパスで兵庫医療大学と金沢大学保険学類の見学をした高校生に、どちらかを選べと促したとしたら、金沢大学はつらいなあ。諸事情を勘案してどちらに行くか迷ったとしても、十中八九兵庫医療大学の方を選びそうな悪寒。ちなみに会場となったオクタホールは、オクタさんを記念してのホールかと思いきや、ホールが八角形の意味でした。

47回日本理学療法学術大会は、525日〜27日の三日間、神戸三宮のポートアイランドホテルと、隣接する産業展示館で開催されました。三宮にはこれまでも何度か来てますが、やはり学会(PT学会ではありません)で行った199410月の記憶が鮮烈です。昼食でたまたま入ったレストランがあって、そこに「神戸ランチ」という、メインが鶏南蛮に近いメニューがありました。おいしかったんですが、それ以上にそこの店員さんがいろいろ親切で。その3ヶ月後に阪神淡路大震災が発生して、そのお店が入っていたであろう建物が半壊してるのを、テレビで見ました。あの店員さんが無事だったのかどうか、確認する術はありませんでした。その後何回か三宮には来てますが、そしてその度にあのレストランを探すのですが、ついに見つかることはありませんでした。

話を本題に戻します。学会会場はけっこうばらけてる感じになってて、ポートピアホテルにある受付と産業展示館の間の移動は、それなりに距離がありました。全通ではないにしろ、屋根のついた連絡通路もありましたが、特にポスター会場となった産業展示館一号館との移動では、実際の動線がほぼ露天となり、25日のような雨だと、ちょっときつかったかもしれません。

今回、業者展示の入った産業展示館三号館には、主にエスニック料理を提供するブースが複数入っていました。26日の昼食で、その中からインド風(パキスタン風だったっけ?)チキンカレーを選んで食べてみました。ご飯の上にタンドリチキンをほぐしたものを乗せて、カレーソースをかけるというものなんですが、これがすばらしくおいしかったです。他にステーキ弁当とかベトナム風フォーとか、いろいろ選べましたが、あれらも試してみたかったな。

さてと、25日は私たちの研究室関連の発表の予定がなくて、自由行動の予定でしたが、あいにくの雨だったので、いろいろと自粛せざるをえませんでした。

26日は田中先生、竹田先生、松崎先生、小島先生、吉田先生のポスター発表がありました。会場は先述の通り産業展示館一号館でしたが、ポスターの張り方がこれまで経験したことのない独特なもので、セッションごとにL字型になってました(写真参照)。はっきり言い切っちゃいますが、これがなかなかの困りもので、奥の角の部分のポスターまわりは、物理的に狭くなるために人が寄りにくくて、ポスター見るにも質問するにも、いろいろ支障がありました。ポスター会場は大変な盛況で、学会への参加者数とかは聞いてませんが、これまでで最大レベルではなかったでしょうか。

ポスター会場とは別に、この日の会場回りはやたらに人が多くて、それにも増して、次から次へとポートライナーから人があふれ出て来てました。集団で制服着てるせいもあるんでしょうが、中でも中高生の姿がやけに目立ってました。何事かと人が流れる方向へ偵察に行ったら、すぐ隣にあるワールドセンターで、AKB48の姉妹グループであるNMB48の握手会をやってました。

27日は、昨日と同じ場所で渡邊先生のポスターセッションがありました。こちらも「特記すべきことなしNothing Particular」(医学界の業界用語的な言い回しです)でした。午後からは、会場をポートピアホテル地下の第8会場に移しての、高橋先生と北出先生の口述発表がありました。こちらはけっこうな質疑応答がありました。最近、ポスター発表から口述への回帰傾向がみられるのは、このせいかなとか思ったりしました。高橋先生の質疑応答がすばらしかったです。

2人の口述発表が終わってから帰路につきましたが、JR神戸線で踏切事故(正しくは踏切の緊急ボタンが押された、とアナウンスしてたと思う)のため、しばらく電車が止まったりして、帰りのサンダーバードに間に合うかと、ちょっとはらはらさせられました。